本厚木の夜
- 2006年3月10日(金) 23:52 JST
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- 投稿者:
- Justice
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今日は戦友JINとの久しぶりのサシ飲み。
とりあえず、お互い他人には話せないココだけの話を、焼き鳥の串を咥えながらしっぽりと交わしたりする。
もちろん、この後はキャバへ出撃しようという算段である。
それにしても、この店の店員の女の子はカワイイ。
しかし、小心者なので声をかけることが出来ずに、まぁそれとは別に大人の会話は続く。
結局自分はキャバクラという「社交場」を用意してもらわないと、まともに女の子と会話を交わすことが出来ない「キャバヲタ」なのかもしれない。
JINとは20代前半に出会い、夜の世界にデビューした後はお互いを切磋琢磨してきた仲である。
すっかりオッサン化してしまった今でも、唯一気を許せる盟友である。
小難しいドロドロとした会社人事の裏側を話し合った後、〆のキャバクラへと足を運ぶ。
二人ともすっかり世帯主なので、1H、1軒のみ!と決め込み、家庭への配慮を見せる大人を演じつつ店探しを。
本厚木は久しぶりで、どこの店がイイんだか、ハズレなんだか全く分からない。
とりあえずブラつきながら、呼び込みの兄さんと話をしつつ女の子のドリンク込みで4000円ということにした。
そのへんの選択が衰えを隠せない。
ドリンク交渉がめんどくさい。
本厚木という土地柄、ハズレを引く可能性もそれなりにあるなか、ドリンクおねだりを断ることによるテンションの低下を懸念しての判断。
妥協して飲ませてチェンジチェンジの連続で無駄金も落としたくない。
なんて、昔はそういった交渉も修行のうちと思い楽しんできたが、今では時間の無駄という感じだ。
ギャルソンという店だったか。
店内は「寂れた場末のキャバクラ」といった感じだ。
ソファーの擦り切れ加減が哀愁を誘う。
自分たちにとってそんな店の雰囲気にとても懐かしさを覚える。
まさに「スカの香り」
スカというのは横須賀のことである。
横須賀には沢山の店があるのだが、どこも場末臭がプンプンに漂い、どう贔屓目に見ても街で見かける子の方がまとも、というようなとんでもない状態の店が大勢を占めている。
そして、ごく少数の、可愛い子がどこかにいるという状況であり、それはまるで宝探しのごとくである。
我々の夜の行動学の礎は、そんなスカの夜で築かれたといっても過言ではない。
さて、女の子がつくやいなや、2人で来たということを全く感じさせない個人プレーを展開する。
前日に勘を取り戻した自分は、かなりのハイペースで小ネタを展開。
よくもまぁ、即興でここまでできるなぁと、我ながら自分の2面性に驚いたりする。
18歳。
少しギャルっぽい感じでノリは良い。
時折見せるあどけない素の表情がとてもオッサン的にはたまらない感じだ。
今日は勢いと大人の渋みとのギャップで勝負してみた。
いや、べつに勝負には出ていなかったが、まぁそういうことにしておこう。
JINについた子は、正直、肌が綺麗そうということしか覚えていない。
肌に触っておけばよかったか?
まあいいや。
やはり、最初飛ばすと途中疲れる。
そんな時相棒がいると助かる。
茶々をいれつつ、お互いにネタを提供するといったことができるからだ。
その辺の呼吸は、やはり空気を読むことに長けた者、同じスカの夜を喰らった者同士にしかわからないものがある。
そういった小技をはさみつつ、だんだん疲れの見えた頃に
「オレってあんまり意識して無いとベラベラ話せるんだけど、
相手を意識してきちゃうとあんまり喋れなくなっちゃうんだよ」
と、真顔で言ってみた。
当たり前のように、
「うまいなーもう!」
と返されるも、一瞬、目が素に戻っていたのは見逃さない。
きっと、オレの都合のイイ勘違いだと思うが。
ボーイがセット終了を告げると、すかさずチェック。
ここはやはりメリハリである。
なんか急にモジモジしはじめて、ポーチに手をやる。
オレに覗いて欲しいような感じだったので、チラっと見えている携帯を覗き込んで、
「何に使ってんの?」
と流れに逆らわずに聞く。
「Docomoだよ!...
メール...しちゃう?!」
なんだか「結構カワイイな」
と思ってしまった。
見かけによらずシャイなしぐさに騙される。
「携帯かして!」
とオレから奪い取り、既にチェックを済ませていたので何度もボーイが「時間です」と退店を促しにくるのだが、必死に入力する姿がまた健気に映る。
見慣れない英単語で綴られたアドレスのためか、うまくはかどらない模様。
「あぁー、アドレスいれてよぉー」
と甘えられるも、
「めんどくさいから、ヤダ」
と一喝。
かわりにオレの小技、手作りミサンガをプレゼントして店を出た。
そして...深夜に届いたメールには、Docomoの絵文字が沢山打たれていたと思われる。
キャリアが違うので、オレには全く見え無かった。